ご相談いただくことの多い内容をまとめました。
学校のクラブ活動に影響がありますか?
陸上競技などの普通のスポーツの場合には、矯正治療はあまり問題にはならないと思います。ボクシングなどの顔面を強打するスポーツの場合には、お勧めできないと思います。どうしても気になる時は、スポーツをする時に歯を保護するマウスピースを使うこともできます。市販の簡易式のものもありますが、当医院で製作することもできます。
吹奏楽部でフルートを吹きたいと思いますが、矯正治療をすると演奏ができなくなるでしょうか?
矯正装置をつけて演奏する場合、少しやりにくいところがあると思います。比較的支障が少ないのは、フルートのような木管楽器です。シングルリードのクラリネットやサキソフォンは、治療に少し影響がでるかも知れません。
いずれにしても吹けないことはないので、工夫をしてみるとよいです。音楽の先生に相談して楽器の種類を選択してもよいでしょう。上級生に同じような経験をしている人がいる時もあります。
治療中妊娠した場合どうなりますか?
すでに装置をつけていて治療中の場合には、特に問題なく続けていくことになります。つわりがひどい時や体調がすぐれない時は、治療の約束日を変えて安静にしていただきます。
出産後は、母子ともに落ち着いてから、普通2~3カ月後から、治療を再開します。治療中に出産を2回された方もいました。
妊娠がわかった時には、早めに知らせていただくと対応がし易いです。
治療中に結婚式がある時、装置をはずすことができますか?
できます。取り外す期間は、結婚式の数日前から新婚旅行から帰って来られるまでの2週間位になると思います。状況にもよりますが、この間に歯が意図しない方向へ動いてしまう傾向がある場合にはリテーナーを使います。リテーナーは自分で取り外すことのできるプレートか歯の裏側にワイヤーをつけます。落ち着いたらもう一度矯正装置をつけて治療を始めます。